J-CaRM大阪管区セミナー「西日本豪雨災害
在住外国人被害の現実~体験から考える~」が
カトリック岡山教会で開催されました。
参加人数約90名。
大阪管区からアベリア補佐司教様、
広島教区白濱司教様が参加してくださいました。
昨年の7月7日の西日本豪雨災害は、
災害が少ないといわれていた開催地岡山にも
甚大な被害をもたらしました。
災害の現実に直面したとき、国籍は関係ありません。
外国人の問題は日本人の問題でもあります。
各体験者の話のあと、6つの分科会にわかれて
活発な意見交換がありました。
どのグループにも共通してだされたのが
「日頃の人間関係」でした。
日本人社会に溶け込んでいる人のほうが
言うまでもなく情報がしっかり入ります。
また、自分の身を守るために日本語は難しくても
最低限の防災用語、避難場所は
知っておくことなどの意見もでました。
避難勧告、河川の決壊の知らせなど、
携帯電話等で防災情報が流れますが
どの段階で避難したらいいのか?
河川の決壊情報が流れたときには
すでに決壊しているので
タイミングの難しさの指摘もありました。
また、ペットを連れての避難、障害を持たれている方の避難の
大変さも体験者からでました。
教会がその枠のなかだけでなく、
どのような形でこのような緊急事態において、
地域で動いていけるのかこれからの課題でもあります。
西日本豪雨災害の1年後にこのようなセミナーを
被災地で開催できたことに感謝です。