10月2日。ルカ福音書17章。
「自分に命じられたことを果たしたら、『わたしどもはとるに足らない僕です』と言いなさい」
今日はイエスのたとえの教えから考えてみました。
「わたしたちは、とるに足らない僕です」この言葉は大切な言葉です。わたしたちは、毎日の生活のなかで、キリストの恵みをいっぱい受けて歩んでいます。
けれども、時々、その恵みを頂いていることを忘れ、自分の能力、力で行っていると考え、謙遜な心を忘れ、生きてしまっていることがあります。今日の教えは、わたしたちの信仰についてです。
「からし種一粒ほどの信仰」とはなんでしょうか。
わたしたちに本物の信仰があれば、そして、それは、たとえほんのわずかなものであっても神さまはお喜びになり、豊かな信仰の実りにしてくださるということだと思います。わたしたちは、神の前では、本当に小さな者です。「とるに足りない僕」なのです。この福音のイエスの言葉を生きるために、ヒントになるようなパウロの言葉があります。今日の第一朗読、使徒パウロの言葉があります。今日の第一朗読、使徒パウロの2テモテへの手紙21章。「神は臆病な霊ではなく、力と愛と思慮分別の霊をわたしたちにくださったのです。(中略)むしろ、神の力に支えられて、福音のために私とともに苦しみを忍んでください。わたしたちにからし種一粒ほどの信仰を与えてください。