10月18日。聖ルカ福音記者の祝日。
使徒パウロの2テモテの教会への手紙4章。
「わたしを通して、福音があまねく宣べ伝えられ、すべての民族がそれを聞くようになるために、主はわたしたちのそばにいて、力づけてくださいました」
今日は、このパウロの「宣教の支え」について、考えてみました。パウロの宣教活動を読んでいると、どこからあのような力が湧き出てくるのだろうと思います。もちろん、パウロの写真はありませんが、画家によって描かれたパウロの姿は、皆力強く、キリストへの宣教の思いがにじみ出た絵であらわされています。でも、使徒言行録、パウロの書簡を読んでいると、決してそうではないパウロに出会います。パウロにとっては、本当に「弱さは力」になっているのでしょう。「主は、わたしのそばにいて、力づけてくださいました」
パウロのそばには、いつも主がおらえ、支えられていたのでしょうね。わたしたちは、弱く小さな者です。神さまの助けがいつも必要です。そんなわたしたちも神さまに選ばれ、神さまのため、人々の救いのためにそれぞれの場で働くように召されているのです。たとえ、小さな働きしかできなくとも、神さまの前では、尊い働きなのです。キリストに従う心、キリストを愛する心、そして、キリストの支えがあれば、すべては可能です。キリストがわたしたちを選んで下さったのですから、安心してキリストに信頼して歩みましょう。アレルヤ唱から、祈ります。
「アレルヤ、アレルヤ、あなたがわたしをえらんだのではない。わたしがあなたを選んだのである。アレルヤ、アレルヤ」