11月11日、聖マルチノ(ツール)司教記念日。ルカによる福音書17章。
『自分の命を生かそうと努める者は、それを失い、それを失う者は、
かえって保つのである。』
今日は、この言葉に心が留まりました。
私たちは、どうしても、自分中心になりがちです。神さまの心は慈しみ深く、
広いのです。自分の思いではなく、すべてを単純に神さまに委ねて生きれば
よいのです。でも、私たちは、ついつい神さまを自分の思いにはめ込んで
しまうことがあります。自分が、自分がと思って一生懸命生きていても、
そこには神さまの恵みは入りにくいのです。
神さまに倣うこと。それは、まず、神さまの愛に留まること。
自分の思いではなく、すべてを神さまに委ねること。
使徒ヨハネは手紙の中ですすめます。『私が書くのは。新しい掟ではなく、
初めから私たちが持っていた掟、つまり互いに愛し合うということです。愛とは、おん父の掟に従って
歩むことであり、この掟とは、あなたがたが初めから聞いていたように、愛に歩むことです。』
単純に『愛に歩むこと』、神さまは、私が愛するよりはるかはるか前から、私たちをこよなく愛して下さって
いることを、忘れないようにしましょう。