故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(55)

11月13日、年間第33主日。ルカ福音書21章。
『忍耐によって、あなたがたはいのちを
勝ち取りなさい。』 今日は、この言葉を考えてみました。典礼は、
終末に近づき、聖書も、それに沿った内容となって
います。神さまの話す「終末」とは、いつでしょうか。 私たちにはいつかはわかりません。その時が
いつなのかは、神さまだけがご存知です。 私たちは、いつも、その時に、備えて
おかなければなりません。 戦争があり、天災が増え、争いが絶えない
この世界です。私たちは、いつも、その時を
読み取る事が必要ですが、なかなかその時を
知ることは出来ません。 ただ、神さまは、その時のために、わたしたちに準備されているという、今日のみ言葉に、心安らぎました。 「どんな反対者でも、対抗も反論も出来ないような言葉と知恵を、わたしがあなたに授けるからである。」 「しかし、あなたがたの髪の毛の1本も決して無くならない。」と。 私たちは、毎日の生活で主に信頼し、み旨をいつも感じて歩むことが大切です。今、何が神さまの
「み旨4」なのか、そして、一日一日、その瞬間瞬間を、大切に生きる。この事の継続が、永遠の命を得る
ことに繋がるのではないでしょうか。小さな事の積み重ねを大切にしていなければ、その時がきて、
神のみ旨を見出だすことは出来ません。 神さまは、永遠の命をわたしたちに約束して下さっています。その心を大切に、委ねて、生きたいですね。
私たちは、神さまから命を受け、神さまの愛のみ国に帰るよう、召されているのですから。 主に信頼して歩みましょう。 アレルヤ唱 「恐れずに頭を上げなさい。あなたがたの救いは近づいている。」 世の終わりを恐れるのではなく、主に信頼して歩む、この事が大切なのではないでしょうか。
神さまからいつも離れないように歩みましょう。