故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(64)

11月22日、聖セシリアおとめ殉教者の記念日。
『あなた方は、これらの物に見とれているが、
一つの石も崩されずに、他の石の上に残ることの
無い日が来る。』 今日は、この言葉を考えてみました。 このところの典礼では、終末を思わせる朗読が
続いています。 今の世の栄華、目に見える素晴らしいものは、
いずれ滅び行くもの。世の終わりの栄光に比べれば、
無に等しいと言われているのでしょう。 そして、世界では、終末を予言させるような大災害、
悲惨な戦争が起こっています。 私たちは、どのような生き方をして歩めば
良いのでしょうか。 以前にもおすそわけで話しましたが、毎日毎日を大切に生きる、そして、毎日の出会い、出来事の一つ一つを
大切に感謝して生きる。一瞬一瞬は神さまから頂いた大切な時、二度と無い大切な恵みなのです。 なかなか大変なことですが、小さな出来事の中にに神の恵みを感じることで、神の慈しみ、
愛を感じることが出来るのですね。そして、愛の実行を後回しにしないこと。 いつもイエスに立ち返る恵みを祈ること。私も、このおすそわけを書きながら、少しでも毎日の生活で
実行したいと思います。いつ、主が来られても良いように。 今日は、平和を祈ろう156番を紹介します。 『愛せる今日の日を』 1、心から 主をたたえ 生きよう 生きよう この時を 喜びと 幸せと 変わらぬ愛を 見つけよう 2、心こめ 友だちに そそごう そそごう 真心を ちっぽけな ものでいい 届けるものを 見つけよう 3、神さまに 愛されて 同じく友に 愛されて 生きている この時を 感謝のうちに 味わおう 4、神さまを 愛したい同じく友を 愛したい 生きている そうあなたも 愛せる 今日の日 過ごしたい 神さまから頂いた大切な今日の日を、神さまの愛と微笑みを届ける悔いの無い日になりますように。