故ブラザー阿部のみことばのおすそわけ(77)

12月6日、マタイ福音書18章。
『はっきり言っておくが、もし、それを見つけたら、
迷わずにいた99匹より、その1匹のことを喜ぶだろう』 今日は、羊の話です。この話は、有名な例え話です。 この話を読んでいると、どうしても迷い出た1匹の
羊のことを考えてしまいます。 今日は、牧者の元に留まった99匹の羊のことを
考えてみました。 100匹の羊は、わたしたちの共同体です。
そして、その中の1匹は、神さまにとって、
大切な1匹なのです。 どんな乱暴な、自分勝手な羊であろうと。 そして、わたしたちにあてはめてみると、
罪ぶかい人間であろうと…。 ついついわたしたちは、共同体から離れた人を冷たくみてしまいます。神さまは、その人を一番大切に
思っているというのに…。この迷い出た羊は、自分から勝手に飛び出したのでしょうか。 もしかしたら、わたしたちが、追い出したのではないでしょうか。 希望を失って、誰にも愛されずに、離れてしまった羊かも知れませんね。 すべての人を愛し、救うためにこの世に来られたイエスの深い慈しみと愛を、いつも心に留めて、
救い主の到来を待ちたいですね。 この心をわたしたち一人一人が持つならば、平和な世界が、間違いなく訪れるでしょう。