ピースコンサート・平和のへの祈りのご案内

6月29日は岡山空襲の日です。

 

この空襲を体験された方々は高齢になってきました。

 

ある信者さんのお父さんは、当時、岡山大学病院に入院されていました。6月29日は蒸し暑い夜だったそうです。屋上で涼んでいた時、花火のように爆弾が落ちてきたそうです。あわてて、階下に降り、みんなでカーテンを閉めて、動ける人は動けない人を背負って、階段を下りたそうです。錯乱して軍刀を振り回していた医師もいたそうです。

やっと下に降りてもまわりは火の海で逃げることはできなかったそうです。夜が明けて、唯一の鉄筋で建てられていたその病棟だけ焼け落ちませんでした。

 

病院のまわりは、焼けた丸太のような死体がたくさん転がっていたそうです。

また、病院前に住んでいた女性は頭巾をかぶり、赤ん坊を背負って爆弾の落ちる中を逃げまどいました。そして、ふと背中をみると背負っていた赤ん坊に不発弾が。間一髪だったそうです。

 

病院に入院していたのは、私の父で、こどもを背負っていた女性は祖母でした。

祖母が背負っていた赤ん坊はわたしの叔父でした。

生前祖母が、錆びたお菓子の缶から大切そうにセピア色の写真を一枚一枚出して

孫の私に語ってくれた戦争体験でした。

 

 

戦争のキナ臭いにおいが風にのって漂っているような昨今です。

平和への祈りをこのコンサートでぜひ一緒に捧げてください。